政策学研究科は「ソーシャル・イノベーション・デザイナー(SI-D)」資格制度に対応しています。本資格は、ソーシャル・イノベーション人材のための職能資格です。認証された資格教育プログラムを修了し、資格申請すると「ソーシャル・イノベーション・デザイナー(SI-D)」資格が取得できます。学習アウトカムのレベルは、EUの教育・職能資格で用いられるEQFを参照し設定されています。SI-D資格はソーシャル・イノベーションで求められる能力を有していることの証明となります。
本資格に関するプログラムは、龍谷大学、琉球大学、京都文教大学の3大学で実施されています。
※European Qualifications Frameworkの略
資格の申請には、ソーシャル・イノベーション・デザイナー(SI-D)資格教育プログラム、特別講義((一財)地域公共人材開発機構(COLPU)提供)を修了する必要があります。
「特別講義(COLPU提供)」の受講および「ソーシャル・イノベーション・デザイナー(SI-D)」資格の認定にあたり、別途受講料と資格認定料COLPUへ支払う必要がありますのでご注意ください。
本プログラムの修了により、履修者は、①文部科学省が認定する「履修証明」を得るとともに、②「ソーシャル・イノベーション・デザイナー(SI-D)資格教育プログラム」を修了することとなります。
※詳細は政策学部教務課までお問合せください(seisaku@ad.ryukoku.ac.jp)
科 目 群 | 必要ポイント | ||
---|---|---|---|
基礎科目群 | 「包括的視点」「社会構造・社会課題」 「起業・マネジメント」「イノベーション・変革」 に関する科目 |
5科目10ポイント ※各領域から2ポイント以上 |
|
必 修 | 「実践に資する実習・演習」に関する科目 (キャップストーン科目) |
1科目 8ポイント | |
計 | 18ポイント |
(1)基礎科目(包括的視点)
学習アウトカム(プログラム修了時に獲得することが期待される能力)
知識 (Knowledge) |
スキル (Skills) |
社会的能力・責任 (Social Competence) |
自律 (Autonomy) |
---|---|---|---|
1-1_SIの意義と定義を理解するとともに、設定された教育要素をつなぎ、包括的な知識として身につける 1-2_SI人材に求められる要素と役割を理解する |
1-3_SIの包括的な分野(環境・福祉・心理・ビジネス・教育・生活等々)と各分野に必要なスキルを理解する | 1-4_グループや組織、ネットワークがどのような包括的視点を持つべきかの創造的な議論をリードすることができるようになる | 1-5_個人としてSIにどのように向き合うかの包括的視点を自ら構築することができるようになる |
科 目 名 | ポイント | 学習アウトカム |
---|---|---|
ソーシャル・イノベーション研究 | 2ポイント | 1-1、1-2、1-3、1-4、1-5 |
知識 (Knowledge) |
スキル (Skills) |
社会的能力・責任 (Social Competence) |
自律 (Autonomy) |
---|---|---|---|
2-1_社会構造を理解し、社会課題を発見・分析できる専門的な知識を得る 2-2_社会課題の解決策を検討するための専門的な知識を得る 2-3ある一定の社会課題に関し、その隣接分野に関する幅広い知識を得る |
2-4_社会構造・社会課題を分析するとともに、課題解決のための専門的・技術的なスキルを身につける | 2-5_社会構造・社会課題をより深く把握・認識するためと、解決策を検討するためのグループワークなどをリードする能力を身につける | 2-6_自ら社会課題に向き合う方針、目標を定め、それに対応する自らの行動指針を設定できるようになる |
科 目 名 | ポイント | 学習アウトカム |
---|---|---|
都市政策研究 | 2ポイント | 2-2、2-6 |
都市計画研究 | 2ポイント | 2-1、2-2、2-4、2-6 |
社会政策研究 | 2ポイント | 2-3 |
環境政策研究 | 2ポイント | 2-1 |
地域経済学研究 | 2ポイント | 2-1、2-3 |
行政学研究 | 2ポイント | 2-1 |
地方自治体研究 | 2ポイント | 2-1、2-2、2-3、2-4、2-6 |
財政学・地方財政学研究 | 2ポイント | 2-1、2-2、2-3、2-4、2-5、2-6 |
環境社会学研究 | 2ポイント | 2-1 |
都市防災・危機管理研究 | 2ポイント | 2-3、2-4、2-5 |
知識 (Knowledge) |
スキル (Skills) |
社会的能力・責任 (Social Competence) |
自律 (Autonomy) |
---|---|---|---|
3-1_SIに限らず広く経営・人材・産業メンタルヘルス・財務・プロジェクト管理・統計分析・データサイエンス・ITやSNSなどの知識を身につける | 3-2_SIに関連する経営・人材・産業メンタルヘルス・財務・プロジェクト管理・統計分析・データサイエンス・ITやSNSなどのスキルを身につける | 3-3_実際に起業・マネジメントをしていくために、多様な人的なネットワークはもちろん、財務や経営管理、産業メンタルヘルス、データサイエンスなどの専門的な人材ネットワークを築く力を身につける。 | 3-4_自ら社会課題に向き合う方針、目標を定め、それに対応する自らの行動指針を設定できるようになる |
科 目 名 | ポイント | 学習アウトカム |
---|---|---|
非営利組織研究 | 2ポイント | 3-2、3-3 |
先進的地域政策研究(隔年開講) | 2ポイント | 3-1、3-4、3-5 |
地域リーダーシップ研究(隔年開講) | 2ポイント | 3-1、3-4、3-5 |
地域協働研究 | 2ポイント | 3-1、3-5 |
ローカル・ファイナンス研究 | 2ポイント | 3-1、3-3、3-5 |
政策学のためのデータ&AI活用 | 2ポイント | 3-1 |
知識 (Knowledge) |
スキル (Skills) |
社会的能力・責任 (Social Competence) |
自律 (Autonomy) |
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4-1_日本国内のみならず、世界のさまざまな分野におけるSIの実践例や事例研究などの情報を入手する | 4-2_SIの諸分野において必要なスキルを理解する 4-3_SIに関する国内外の先進事例の情報収集と分析を、現地訪問やケーススタディもふまえて行う能力を身につける |
4-4_先進事例を収集・分析するにあたり、先方との交渉やチームの中での役割を責任を持って遂行できるようになる 4-5_先進事例の評価点を理解しそのポイントをわかりやすくチームや社会に伝えることができる能力を身につける |
4-6_先進事例を学ぶことで、自らの知識を自律的に活用し、新たなSIを生み出すアイデアの創出やビジネスモデルの開発に寄与する能力を身につける |
科 目 名 | ポイント | 学習アウトカム |
---|---|---|
まちづくりとコミュニティ研究 | 2ポイント | 4-6 |
農村政策研究 | 2ポイント | 4-1、4-3 |
ローカルビジネス・イノベーション研究 | 2ポイント | 4-3、4-4、4-5 |
地域産業政策研究 | 2ポイント | 4-1、4-6 |
知識 (Knowledge) |
スキル (Skills) |
社会的能力・責任 (Social Competence) |
自律 (Autonomy) |
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5-1_リーダーシップ、コミュニケーション、コーディネーション、セルフコントロールなど、現場での実践力に資する知識を身につける | 5-2_リーダーシップ、コミュニケーション、コーディネーション、セルフコントロールなどの現場での実践力に資するスキルを身につける | 5-3_リーダーシップ、コミュニケーション、コーディネーション、セルフコントロールなどのスキルを活用し、グループや組織を率いる責任を負うとともに、そのグループや組織の成果を発表できるようになる | 5-4_リーダーシップ、コミュニケーション、コーディネーション、セルフコントロールなどのスキルを活用し、所属するグループや組織が、新たなSIを生み出すことを促す実践力を身につける |
科 目 名 | ポイント | 学習アウトカム |
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ソーシャル・イノベーション実践演習 | 8ポイント | 5-1、5-2、5-3、5-4 |
※琉球大学、京都文教大学との共同開講科目
※各科目の開講時期等については、「科目等履修生について」をご確認ください(政策学研究科履修証明プログラム出願要項をご覧ください)。