現在は、大学近隣の深草地域を中心に、商店街活性化、地域コミュニティ活性化、大学と地域連携をテーマに、文献構読や事例視察とともにグループによるフィールド調査、具体的な活性化や合意形成に関わる事業を実施しています。まちづくりの実践においては、地域の人々と親しくなり、信頼関係を築くところから始めることが大事だと考えています。卒業論文では、各自が興味、関心のあるテーマ、地域を選び、ゼミでの調査・プロジェクト経験を活かしてまちづくりの実態に迫る研究を展開していきたいと考えています。
井上ゼミには商店街、地域コミュニティ、大学と地域連携をテーマにした3つの班があり、それぞれ地域の活性化を目指して深草地域に密着した活動を続けています。実際に地域の方々と関わってみると本を読むだけではわからない新しい発見が多くあります。これからも、とことん学び、生のフィールドで学生のパワーを爆発させていこうと思います。
永末 晃規さん
(岐阜県)
社会の様々な課題を解決する主体は決して行政だけでなく、市民や企業の果たす役割も重要です。市民性を遺憾無く発揮し、持続可能な地域 社会を形成していくための「デザイン力」が問われています。例えば、企業も今まで言われてきたような社会貢献としての関わりだけでなく、第二、第三の創業としてソーシャルな領域をとらえる動きをつくり出していかねばなりません。それら現在進行形の動きを学生が主体的に捉え、学びを深めるためにフィールドワークなども積極的に行っています。
深尾ゼミはNPOに対する研究を専門にするゼミです。現場に出て行き、NPO等と力を合わせて地域の課題に取り組むこともあります。現在は子ども、まちおこし、伝統文化の3班に分かれて地域で活躍する人材や団体を紹介するラジオ番組の制作をしています。ほかにも、京都の地域に潜む課題を可視化する企画も進行中です。
中原 宏治さん
(京都府)
行政法の諸概念を理解してもらうために行政法体系書の講読を基本に、重要な裁判所の判決についての議論も行い行政法上の課題を検討します。法の仕組みへの関心を高めるため法廷見学にゼミとして行ったりもします。3年生以降は、地方自治体の条例など法政策等を各自研究課題として設定して調査・研究を進めます。行政法は公務員試験の重要科目でもあり受験を考えるゼミ生同士の情報交換の場にもなればと思います。
ゼミがはじまったばかりということもあり、ゼミ生で今後の活動について考えながら進めています。大田教授は私たちの意見を尊重してくださるため、自分たちでゼミを運営している実感が大きく、充実しています。研究内容は行政法と難しいところもありますが、わかりやすく解説してくださるため、しっかりと行政法について学ぶことができます。
長野 豪人さん
(静岡県)