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Faculty of Policy Science

政策学部

学科紹介

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政策学科

社会の課題を幅広い視点から解決する人材を育む

取り組み紹介

洲本プロジェクト

淡路島洲本市の地域再生をめざして

洲本市の地域再生をコンセプトに 現地でプロジェクトを展開する

洲本プロジェクトでは、兵庫県洲本市をフィールドとして「グリーン&グリーン・ツーリズムによる洲本市の地域再生」をコンセプトに展開しています。活動内容によって3つの班に分かれており、私が所属する班は、地元の方々と協力しながらイベントの企画・実施を検討しています。どうすればさまざまな人たちが地域に関わりやすくなるか熟慮し、今年度はフェノロジーカレンダー(地域の自然と人の営みを表す生活季節暦)の作成も行う予定です。

淡路島洲本市の地域再生をめざして

竹嶋 大登さん

竹嶋 大登さん

3年生(京都府 龍谷大学付属平安高等学校 出身)

プロジェクト実施に向けて授業で綿密に計画を立てる

現地でプロジェクトをすすめているというと、フィールドワークだけに注力していると思われがちです。しかし、プロジェクトを遂行するにあたっては、綿密な計画が欠かせません。私たちはプロジェクト実施に向けた準備として、大学の授業を通じて洲本市を分析し、課題や目標の設定、逆算的な計画設定を行っています。準備をすすめるなかで、地元の人たちが抱える課題が見えてきました。例えば、島内に総合大学がないことによる都市部への人口流出です。若い人が島から出ていけば、地域産業である農業や漁業は衰退していきます。残念ながら現状のままでは、人口流出や少子高齢化による定住人口の減少に歯止めをかけるのは難しいでしょう。だからこそ、私たちのような島外の人間との関わりを増やし活動人口率を高めることが、地域再生につながるのです。

洲本市への関心を高めるために島外から若い力を結集する

洲本市では、地域住民と島外からの若い参加者が連携しながら地域づくりに取り組んでいます。実際に地域貢献型の再生可能エネルギー発電事業に多種多様な立場の人々が密に関わっています。私たちのプロ ジェクトでも行政や企業・移住者・現地住民とつながっていますが、参加した当初の私は、初対面の方との対話や協働作業に苦戦しました。それでも何度か打ち合わせを重ねるうちに、自ら進んで話しかけられるようになり、1年目に企画したイベントは大成功のうちに幕を閉じました。最終報告会が終わり「来年度もよろしく」と声をかけていただいたときは、私も洲本市の一員になれたような気がしました。

イベントの企画に重要な3つのノウハウを実践する

私はこのプロジェクトで、地域活動における協働の重要性と物事を企画するうえで必要なノウハウを学びました。特に印象深いのは、地域おこし協力隊の方に教わった3つのノウハウです。1つ目の「因数分解 できないか考える」は、大きな問題を小さな要素に組み分けて理解を深める手法です。イベントの場合なら「企画」「集客」「実施」が大きな問題であり、それを細かく分けて漏れのないように考えていきます。2つ目の「逆算思考で考える」は、目標から逆算して具体的なアクションを洗い出す思考法で、優先順位を立てて今やるべきことを見つけていきます。3つ目の「解像度を上げる」は、問題や課題をより詳しくより深く理解することを指します。私たちが取り組んでいる「地域再生」ということばはとても曖昧で、地域によってその理想は異なります。解像度を上げるには、ことばの意味を正しく理解し、地域の背景を知り、現実を感じなければなりません。このように地域社会と緊密な関係を築きながら、地域貢献のスキルを修得できるのが政策実践・探究演習の魅力だと思います。

政策実践・探究演習(国内)

「政策実践・探究演習」は、さまざまな地域の問題解決にチームで取り組む PBL(Problem / Project Based Learning )科目です。話し合いによるまちづくりや、農産物のブランディングをとおした農村づくり、地域資源の再発見・評価を通じて地域社会の活路を見出す取り組みなど、複数のプロジェクトがあり、学部生と大学院生が共に参加し学び合います。学生が自分たちで地域課題を分析し、地域住民の方々や、行政、専門家と協力しながら活動することを通じて、論理的思考力や表現力、マネジメント能力などを身につけることができます。
( 科目の詳細は本学Webサイトから「Webシラバス」をご確認ください )

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フィンランドプロジェクト

環境と人が共生する社会とは

世界トップの環境先進国フィンランドで、持続可能な社会を考えるプロジェクトです。
先進的な都市計画・環境政策と、人々の幸福度とのつながりを理解することでサステナブルな社会を築くための思考・意識を醸成します。

環境 先進国フィンランドで見た真にしあわせな社会と暮らしのあり方

本演習では、フィンランドのラハティ応用科学大学での講義、現地実習をとおして持続可能な社会のあり方を考えます。ラハティ市内の緑地化計画を知り、水処理施設などを見学するなかで、下水汚泥を利用したバイオマス発電や、ろ過した雨水の自然還元が行われていると知りました。これほど環境に配慮した取り組みが、市民の生活に不便をもたらさず実施されている光景に、私は環境と人が共生する「幸福な社会」を見出しました。消費の先には廃棄があり、化石燃料を必要とします。物の豊かさをしあわせと定義する社会構造への問題意識が、持続可能な社会を実現する第一歩となるのではないでしょうか。演習を通じて、再生可能エネルギーは社会や人の幸福をも持続可能にするとの気づきを得ました。

環境 先進国フィンランドで見た真にしあわせな社会と暮らしのあり方<

市来 ゆすらさん

市来 ゆすらさん

3年生(京都府立鳥羽高等学校 出身)

政策実践・探究演習(海外)

アクティブラーニングを通じ、グローバルな視点をもった地域づくりを実践的に学ぶ科目。事前学修を経て、フィンランド以外にも、ヨーロッパやアジアなどで長期休暇を利用して現地プログラムに臨むことで、グローバルな視野をもつために必要な価値観の理解を深め、コミュニケーション能力や国際的な視点から地域社会の課題解決に取り組む能力を身につけます。

キャリア・コミュニケーション演習

学年や立場を超えたディスカッションでキャリア形成に役立つスキルと知識を磨く

「良い話し合い」をするにはどのようなコミュニケーションが必要かを考えたとき、「話し手」と「聞き手」、両方の立場に対する理解が不可欠です。この演習では、政策学部OB・OGを含む受講生同士の対話から自分のキャリアを考察し、キャリア形成に必要なスキルや知識を身につけます。自己分析やビブリオバトル、ワークショップ、模擬裁判などの実践的なプログラムをとおして、コミュニケーション力が磨かれ、地域コミュニティでも活用できる行動力が養われました。また、社会で活躍中の先輩方と話し価値観を共有するなかで、社会人になった自分をより具体的にイメージできるようにもなりました。この演習で得たコミュニケーション力と思考力を、社会課題を見極めるために活かしていきます。

学年や立場を超えたディスカッションでキャリア形成に役立つスキルと知識を磨く

長尾 貴登さん

長尾 貴登さん

2年生(岐阜県立岐山高等学校 出身)

キャリア・コミュニケーション演習

政策学部のアクティブ・ラーニング科目を学修し進路決定に役立てた先輩の報告や、学年を越えた受講生同士のディスカッションをとおして、キャリア形成のうえで必要な知やスキルについての理解を深めます。加えて、地域の課題を見抜き、解決に向けた政策ができる人物像について考え、自身のキャリアデザインにつなげることをめざします。
(科目の詳細は本学Webサイトから「Webシラバス」をご確認ください)

Ryu-SEI GAP

伏見地域の「生きづらさ」を調査し学生目線から解決策を模索する

Ryu-SEI GAPは、伏見地域が抱える「生きづらさ」などの課題解決に向けて、学生が主体的に取り組む正課外プログラムです。実際に現地に足を運び、住民や市民団体の方と直接コミュニケーションを取りながら活動を行うなかで、多くのつながりを得られます。私たちは、高齢者の孤独死や生きがいに着目し、伏見地域の「生きづらさ」解消の手立てを模索しました。私はこの取り組みを通じて、問題と対峙する姿勢や思考力、社会課題を自分ごととしてとらえる意識が身につきました。一人ひとりが問題と向き合い行動に移していけば、解決の糸口が見つかるのではないかとの気づきも得られ、自分の成長を実感しました。チームで一丸となって課題解決に取り組む過程で、協調性も大きく向上したと思います。

伏見地 域の「生きづらさ」を調査し学生目線から解決策を模索する

中筋 帆花さん

中筋 帆花さん

3年生(大阪府立市岡高等学校 出身)

Ryu-SEI GAP

Ryu-SEI GAP(Glocal Action Program )は、地域社会の課題解決に取り組む正課外の実践型プログラム。京都市「 伏見いきいき市民活動センター」を拠点に、地域の課題意識を共有した学生が、LGBTQ や地域の活性化、高齢者の居場所づくりなど、幅広い課題ごとにプロジェクトチームに分かれて大学周辺地域で活動に取り組みます。


Seminars ゼミ紹介

南島 和久ゼミ

政策を身近なものと位置づけ、実生活との関 連 を見出す

中内 一聡さん

文化庁へのヒアリングを実施し聞き取り調査の重要性を理解

中内 一聡さん

3年生(京都府立鴨沂高等学校 出身)

南島ゼミでは、行政の多種多様な取り組みを調査し、行政と私たちの生活との結びつきについて理解を深めます。文化庁を訪問してヒアリング調査を実施した際には、政府関係機関の地方移転に関して、公表資料では知り得ない情報を職員の方から聴取でき、ヒアリング調査の意義、自分の足で情報を取りに行く大切さを実感しました。調査内容を論文にまとめ、発表を終えたときには、大きな達成感が得られました。卒業研究では「行政のデジタル化に関する課題」をテーマに、行政のオンライン手続きと個人情報保護の関係について考察します。

井上 芳恵ゼミ

イベントの開催をとおし、商店 街 活 性化に貢献

仲川 駿佑さん

地域住民のニーズをくみ取り喜んでもらえることがやりがいに

仲川 駿佑さん

3年生(滋賀県立東大津高等学校 出身)

商店街や地域コミュニティ活性化をテーマとするゼミでは、伏見区淀地域にある淀本町商店街の活気を取り戻すために空き店舗を利用した図書館を開き、月に一度地域の方々が交流できるイベントを開催しています。近隣の小学生が毎回イベントを楽しみに、遊びに来てくれるのがやりがいにつながっています。井上ゼミでの、地域の方々と関わる取り組みによって、コミュニケーション力が向上しました。ゼミ長を任されたことにより、リーダーシップも身についたと感じています。地域の住民や市役所の方との交流は貴重な体験になるはずです。

[政策学部のゼミテーマ]

  • 持続可能な○○の検討によって、地域社会の課題解決に貢献する
  • 食と農に関わる課題解決を通じた地域再生、ソーシャル・イノベーション
  • 住みたいと思えるまちのメディアをつくる
  • 経営・心理・統計を融合させて、おもしろい研究を大真面目に行う
  • 教育や福祉さらには平和といった政治・社会問題を憲法の視点から考える
  • 地域経済や地域社会、地域環境を持続的に維持・保全するための制度・政策について考える
  • 地域における公害・環境問題の歴史を学び、地域づくりに活かす方法を学び、実践する
  • コミュニケーションやことば(言語)を切り口に社会的課題をとらえ解決策を考える

学びのPoint・カリキュラム


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