白石 克孝

白石 克孝[教授]
専門 / 公共政策学

白石先生

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研究内容を教えてください

環境課題に取り組みながら、持続可能なそして人間らしい暮らしが可能となる、地域社会づくりについて研究しています。非営利組織や社会的企業、投機に浮かれていない企業、さらには大学を含めて、地方政府が多様な主体と協働できる、新しいガバニングのあり方を並行して研究しています。実践的な研究となるように、様々なプロジェクトに従事しています。

専門分野の面白さは?

一文でいうと、
経済的な指標で比べると同様に疲弊しているといわれている所にいってみると、一方では荒れた様子の街で身の不安を感じる所もあれば、他方では落ち着いた雰囲気のきれいな街で安心して歩くことができる所もある、この違いがどうして生まれるかを考えるのも政策学の研究テーマなのです。
もう少し詳しく言うと・・・
初めてニューヨークの地下鉄に乗った1990年、ホームにはここなら駅員から見えるから安全な場所とのペイントがあり、列車に警察官が時おり警備のために乗っているなど、緊張と恐怖を強いられる乗り物でした。アメリカ人の友人から、「日本では電車の中で居眠りする人がいるんだって、信じられないよ?」などと言われたものでした。
それが今では、居眠りする人を見かけます、ニューヨークの地下鉄でも。この変化は、警察力の強化によるものではなく、社会的な政策によってもたらされたものです。社会の力を増大させることが、あらゆる地域政策に求められています。
政策学は、現実社会から萌芽ともとれる事象を発見し、そこから新しい課題を導出して、その本質を探り出し、解決にむけて考察していきます。その過程では、理論も要れば、生の声も要ります。デスクワークもフィールドワークも必要になるわけです。
求められるのは、天才的な閃きやお金をかけた実証実験ではなく、現実社会の矛盾や課題から痛みを感じる感性、現実社会で興っている新チャレンジを見聞したときの気持ちの高ぶりだと思います。

なぜその分野をご専門として選ばれたのですか?

衰退した地域をどのように再生していくことができるのかを調べて行く内に、誰が担い手になるのか(非営利組織の重要性の発見)に注目するようになりました。そして現場調査を重ねるにつれ、人々の生活の質(トータル・クオリティ)の実現、持続可能な地域づくりに関心が深まっていきました。

政策学部のアピールポイントは何ですか?

主体的になることの面白さを探ることができる正課と課外の活動がたくさんあります。学生が自分の社会における「立ち位置」を発見できる学部でありたいと思います。

京都のおすすめ

山縣有朋の別邸であった無隣庵(複数存在)のうち、東山を借景にした無隣庵は、第7代小川治兵衛の作庭が見事。現在は京都市の管理物なのですが、実は母屋の2階を借りることができるのです。しかも安価で。会議室として使うには最高!?

好きな本

短期周期で移っていきますが、ある作家の本をまとめて読みます。最近は、宮部みゆき→塩野七生→池波正太郎でした。

好きな映画

「ザッツ・エンターテインメント」 「8 1/2」

好きな言葉(座右の銘)

遠藤周作がジョークっぽくエッセイで使っていた、「明日できることは今日するな」+「明日は明日の風が吹く」 心の健康には大切なモットーのような気が、、、


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