学生が教員に直撃取材! Q. 先生にとって「政策」とは?

阿部大輔 准教授 (都市計画、都市デザイン)
× 林 沙有里さん /イベントスタッフ(京都府 莵道高校)

A. 社会への愛

林:先生の研究されている分野の魅力について教えて下さい。

阿部:私が研究している都市計画は、日常の何気ない風景・生活の場の良いところを伸ばし問題点を改善することで、まちをより楽しくしていくための学問です。問題意識を持ってまちをたくさん歩くと、空間の見え方・理解の仕方・楽しみ方が変わってきます。実際に地元の人々と触れ合うという楽しさや、本当にまちを元気にしたい、と思っている人たちとの出会いも大きな魅力ですね。

林:先生からみた政策学部生の学生像を教えて下さい。

阿部:素直で真面目な学生さんが多いですね。授業への態度も真剣で、好奇心・向上心が見えるなぁという印象です。ひとつ言うなら、ガッツと自主性をもっと押していくといいと思います。転がっているチャンスをどんどん捕まえにいって欲しいです。地域を変えていける人材になって欲しいと期待しています。

林:最後に政策学部を受験する受験生の方へひと言、お願いします。

阿部:手間をいとわなければ、世界は広がります。しかし考えるだけの勉強ではなく、理論と実践をバランスよくこなしていくことが重要です。政策学部では最先端の理論と現場での話を、各分野の第一線で活躍する先生方から吸収することができます。可能性に満ち溢れた学部ですので、是非私たちと一緒に勉強していきましょう。

阿部大輔 准教授 (都市計画、都市デザイン)× 林 沙有里さん

Q. 林 沙有里さん & A. 阿部大輔 准教授 (都市計画、都市デザイン)×


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中森孝文 教授(知的資産経営、産業政策)
× 植田洋子さん /イベントスタッフ(兵庫県 御影高校)

A. 課題を解決すること

植田:ズバリ、中森先生の考える政策とはどのようなものですか?

中森:身の回りの困っていること、就職率が下がっていることなど身近には色々な課題があるんだよねー。その課題は誰かが解決しないといけない。世の人は自分に直接関わらないことや、自分に利益がないことは放置しやすい。やはり当事者にならないと分からないですよね。また当事者が弱いときもある。そのようなとき、誰かが導いたり、解決することが必要。色々な課題を解決することです。

植田:なるほど。では先生と政策のつながりを教えてください。

中森:私は大学院で行政学を学んでいましたが、社会的な問題においては、行政学だけでは解決できない課題に遭遇しました。会社の経営だけを勉強したい人は経営学だけでいいかもしれないけど、政策を考える上では多様な学問が必要。政策は多様な学問を寄せ集めたものだと思うね。

植田:先生はキャリア主任として就職等のためにどのようなキャリア教育を行っていますか。

中森:私が授業で生徒に「どう思う?」と質問すると、「分かりません」と返ってくることがあります。これでは質問に答えていません。どんな稚拙な意見でもよいので、自分の意見が言える様になることが最も大切です。これは就職活動でも大切なことです。

植田:自分の意見を伝えることって意外と難しいです。まずは授業で自分の意見を伝えることですね!

中森孝文 教授(知的資産経営、産業政策)× 植田洋子さん 2年生/イベントスタッフ(兵庫県 御影高校)

Q. 中森孝文 教授(知的資産経営、産業政策)& A. 植田洋子さん 2年生/イベントスタッフ(兵庫県 御影高校)


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深尾昌峰 准教授 (非営利組織論)
× 内藤悠貴さん /イベントスタッフ(大阪府 明星高校)

A. 社会を変えるチカラ!!

内藤:先生にとって「政策」とは、どのようなものでしょうか。

深尾:ズバリ「社会を変える力」です。まずは、社会に存在する課題などを読み解くことです。社会問題を捉えるためには、総合的な力が必要です。だから、様々なことを学び、総合的に物事を捉えていくことが大切です。

内藤:では、先生の専攻は何ですか。そして、その専攻をやるきっかけとなったことは、何ですか。

深尾:専攻は、非営利組織論です。NPOやNGOなどの市民性を発揮する団体がどう活躍していくかを研究しています。それをやるきっかけは、大学生の時に阪神大震災があり、ボランティアの力を実感し、市民にもできることは何かと考えたことです。

内藤:先生にとって「政策学部」とは何ですか。

深尾:学生と教員との距離が近く、フィールドワークを大切にしている学部だと思います。よりよい社会にしたい、社会のために頑張りたい、困っている人を助けたいと いう人に向いている学部ですね。

内藤:最後にこれからの政策学部をどのようにしていきたいですか。

深尾:「チーム政策」としてのチーム感を大切にしながら、卒業生がいろいろなところで活躍できるような学部にしていきたいです。社会がよくなる陰に「チーム政策あり!」と言わしめる学部にしていきたいですね。

深尾昌峰 准教授 (非営利組織論)× 内藤悠貴さん 2年生/イベントスタッフ(大阪府 明星高校)

Q. 深尾昌峰 准教授 (非営利組織論)& A. 内藤悠貴さん 2年生/イベントスタッフ(大阪府 明星高校)


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清水万由子 講師 (環境社会学、環境政策論)
× 川口駿一さん /イベントスタッフ(愛知県 愛知啓成高校)

A. 意志。

川口:清水先生の専攻科目は環境社会学ですが、環境問題について意識をされたのはいつ頃ですか?

清水:私が小学生高学年から中学生になる頃にかけて、地球環境問題や、砂漠化、オゾン層の破壊といった問題で騒がれていたんです。山や生き物が好きということもあって、まずいことが起きてるなと思いました。環境問題は大きい問題で私一人の力でどうにかなるということは難しいかもしれないですが、簡単には答えが出ないものこそ人間にとって重大な問題だと思っています。

川口:先生にとって政策とは「意志」ということですが、なぜでしょうか?

清水:政策はこれからどうするかという、方針とか、起こっていることに対して働きかけることなんですよね、政策は問題があったら自動的に出てくるわけではないんです。政策はそこにかかわる人がどうしたいのか、どうするべきなのかという意志が無ければ出てこないんです。逆に言えば意志次第で未来は無限にあり得るんですよ。そこからどう納得しながら、みんなの意志を確認していくか。政策学では合意形成が重要だといいますけど、意志が無くては、政策は実現しないと思います。

川口:意志、合意形成は多くの人の意見をまとめる上で重要ですよね。

清水:一人の意志をみんなの意志にするというプロセスが合意形成であったり、政治であったりするのだと思います。

清水万由子 講師 (環境社会学、環境政策論)× 川口駿一さん 2年生/イベントスタッフ(愛知県 愛知啓成高校)

Q. 清水万由子 講師 (環境社会学、環境政策論)& A. 川口駿一さん 2年生/イベントスタッフ(愛知県 愛知啓成高校)


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