- 教員氏名
- 吉本 圭佑 准教授
- 専門分野
- 応用言語学、理論言語学
専門はコーパスを用いた言説分析と呼ばれる比較的新しい分野です。メディアや権力者がどのような言説を用いているのか、そして人々の考え方が言説にどう影響されているのかについて量的・質的に研究しています。最近では、家族や結婚をめぐる言説や表象について、それらがイデオロギーとどう関係しているのかを調べています。
ソーシャルメディア等で大量の言説に日々接していると、知らず知らずのうちに特定の考え方をするようになってしまうことがあります。しかし、それらの言説は真実を伝えているとは限りません。一見「正しい」ように見える言説を無批判に受け入れていると、誤った認識や社会的不平等が再生産されるのに加担してしまうリスクがあります。私の専門分野では、大量のテキストデータや発話を集めたコーパスの解析を通じて、どのような言説が使われているのかを量的・質的に分析します。そうすることによって、世の中に氾濫する情報についてのリテラシーを培うことができるのが面白いところです。
元々は言語の構造を調べる生成統語論という分野の研究をしていました。しかし、昨今SNS上で根拠不明の情報や意図的に操作された情報が溢れ、それらが人々の意識や行動にまで影響を及ぼしているのを見るにつけ、言葉が社会に与える影響に関心が出てきました。
自分自身の力で社会の課題を発見し、解決できるような能力を身につけられることだと思います。
京都には個性的な喫茶店・カフェがあちこちに存在し、賑やかな観光地とはまた違った、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
Live and let live.(生き方は人それぞれ)
Every cloud has a silver lining. (どんな困難な状況でも必ず良い面や希望がある)