- 教員氏名
- 南島 和久 教授
- 専門分野
- 公共政策学
政策評価制度を研究しています。最近出した本は、『政策評価の行政学』(単著、晃洋書房、2020年)、『JAXAの研究開発と評価』(編著、晃洋書房、2020年)、『公共政策学』(共著、ミネルヴァ書房、2018年)、『ホーンブック基礎行政学(第3版)』(共著、北樹出版、2015年)などです。このほかにもたくさん書いていますので、よかったらお目通しいただけましたら幸いです。
政策評価の面白さは、市民が望めば行政活動の深いところまで理解することができるところにあります。政府のあり方について私たちはそもそもよく知らないわけですが、政策評価を通じてそれを具体的なレベルまで覗き見ることができます。行政活動は私たちが支払う税金が原資になっています。市民に対してこれをどのように表現し、説明したらよいのかについて、行政機関側も深く悩んでいます。
政策評価制度はこれまで、「日本ではうまくいかない」といわれてきました。しかし、その制度は日本の公的部門に入ってきました。ですが、必ずしもうまくいっていません。それはなぜでしょうか。こうした疑問が研究の出発点です。
政策とは「問題解決の手法」(松下圭一)であるといわれます。そもそも「問題」とは何なのでしょうか。どこまでやったら「解決」したといえるのでしょうか。そうした議論が自由にできることは私たちの社会にとってとても重要なことです。
京都は日本のなかでも大学がたくさんあるまちの1つです。それが一番大事です。
丸山眞男先生や松下圭一先生のご著作が好きです。
大統領の陰謀、ペンタゴンペーパーズ、大統領の執事の涙、ハウスオブカーズなどです。
後藤新平の「自治三訣」です。