- 教員氏名
- 石原 凌河 准教授
- 専門分野
- 地域レジリエンス(地域防災、災害復興、持続可能な都市・地域への再生)
自然災害等の危機による地域社会の被害を最小限にし、魅力的で持続可能な地域社会を再構築するための政策について研究しています。具体的には、災害の記憶を次世代へ伝えるための方法、防災教育・まちづくり手法の開発と実践、広域巨大災害下での孤立集落の対応戦略などについて取り組んでいます。
災害は、時にかけがえのない命や、日常の生活が脅かされるため、大変残酷です。しかし、被災者や被災地に寄り添いながら、血の通った政策を考えることができます。また、多様な主体と協働しながら、被災前よりも魅力的で持続可能な新しい社会を構想していくことが面白く感じます。
大学院生の時に東日本大震災が発生しました。その後、東日本大震災の被災地に何度も訪れましたが、現場の状況を知るについて、震災復興のあり方に疑問を感じたからです。また、阪神・淡路大震災から20年以上経過していますが、未だに解決されていない課題も多数抱えており、研究を通してこうした課題を解決したいと考えたからです。
一番のアピールポイントは、学生・教員・職員が一丸となって、地域の課題解決に向けて取り組んでいるところだと思います。また、政策学部には、現場での学びの場が多数提供されていますが、単に現場のことだけを考えるのではなく、現場での学びを通じて、広く社会について考えることができるところが他の学部にはない特色だと思います。
人生の大半を京都で過ごしているため、京都のおすすめを客観的に紹介できません。 京都は和のイメージがとても強く伝統を重んじる都市ですが、常に新しい発見があって、最先端の文化を創造・発信しつづけているところが、他の都市にはない魅力だと思います。
森絵都『カラフル』
いとうせいこう『想像ラジオ』
宮本恒一『家郷の訓』
ワンダフルライフ(1999)
There is nothing is so practical as a good theory.(よい理論ほど実践的なものはない)