- 教員氏名
- 今里 佳奈子 教授
- 専門分野
- 行政学、地方自治
グローバル化や少子高齢化が進み、それに加えて集落機能の弱体化や空家問題など、多くの地域で“人口減少問題”が目にみえる形で立ち現れつつあります。そのような中で、これまで人々の暮らしを支えてきた仕組み(福祉レジーム)が立ち行かなくなり、その見直しが喫緊の課題となっています。どのようにすれば、人々が自分の愛する地域で最後まで生き生きと自分らしく暮らしていくことができるのか。それを可能にする日本型福祉レジーム、自治のあり方に関心をもち、研究をしています。
「行政学」は、英語では “Public Administration” 、「公共学」でもあります。社会に存在する様々な公共問題をどのようにすれば解決していけるかを制度や政策の視点から考え、実践する。効率的かつ民主的で応答的な行政組織のあり方を考える。「行政学」の対象は幅広いものといえます。また、行政あるいは一つの自治体政府だけでは公共問題を解決することができない現在、協働や連携も行政学の重要なテーマとなってきます。幅広い対象を扱う「公共学」であると同時に様々な主体の協働や連携も視野に入れる「交響学」であるところが「行政学」の面白さといえるのではないでしょうか。
記述的であると同時に規範的であり、理論的であると同時に実践的であるところに面白さを感じたからだと思います。
①「充実した講義と様々なPBLを組み合わせたアクティブラーニングの展開」、②「それを中身の濃いものにしていく学生と教員の関係(政策学部では学生と教員の距離が近いのが特徴と言われています)」、③「上の①と②を支えてくれる政策学部教務課をはじめとする事務スタッフの存在」の三位一体的効果により、社会に何よりも求められている地域公共人材(の卵)を世に送り出すことができることではないでしょうか。
東京⇒福岡・熊本⇒愛知(三河)と遷り住んだ後にたどり着いた京都はまだまだ初心者です。 「京都のおすすめ」はまだわかりませんが、幕末の歴史をたどる町歩きをするのが密かな夢となっています。
時間があるとき、旅に出るときなどは、司馬遼太郎の歴史小説、塩野七生『ローマ人の物語』などを手にとって読みます。
「ALWAYS 三丁目の夕日」を懐かしく感じる世代です。
“Think globally, Act locally.”
または「早起きは三文の得」