- 教員氏名
- 安 周永 教授
- 専門分野
- 政治学、比較政治
政治学のなかでも主に雇用政策と社会保障政策を分析対象としています。人が生きて行くうえで、最も重要なのは、働くことです。しかし、働けない場合にも一定程度の収入は必要になり、そのために社会保障制度があります。これまでの日本においては、社会保障よりも、雇用や家族の責任が重視されてきました。ただ、もはや働けば何とかなる時代は終わろうとしています。雇用と社会保障がどのように相互補完できるかなどを研究しています。
人と人の間の取り引きは、基本的に売り手と買い手の両者が納得して行われます。しかし、社会はそのようなことだけでは成り立ちません。社会を維持するためには、いやでも税金を払わなければなりません。しかし、税金の重さとその税金の使い方は、国によって大きく異なっています。ほかの先進国のなかには医療費や大学の授業料が無料の国も多くあります。政治学はそのような違いを研究する方法を提供してくれます。
1990年代末に韓国の経済危機があり、倒産の危機に直面した大手自動車メーカーに整理解雇が行われました。その際に、低賃金の掃除係の人が先に解雇されました。なぜこのことが生じたのかを研究したく、政治学を選びました。
社会が多様化しているため、社会を分析するためには学際的研究が必要になります。これに対応している政策学部には、様々な専門を持つ教員がいるため、政策学部の学生は多様で総合的な視点から社会を分析できるようになると思います。
何処を歩いても、面白い店や美しい建物に出会えること(頑張らなくても、何かの発見があること)
自分が大学生の時に、『薔薇の名前』を読んで衝撃を受けました。
最近見た映画では、『わたしは、ダニエル・プレイク』です。
人事を尽くして天命を待つ