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Faculty of Policy Science

政策学部

「地域公共政策士」資格制度について

地域公共政策士とは

「地域公共政策士」は、環境問題や雇用問題、少子高齢化、人口減少、産業衰退といった社会的課題を産官学民の連携のもと解決するため、協働型社会にふさわしいアプローチで地域の公共的活動や政策形成の主導およびコーディネートができる人材「地域公共人材」の能力を保証する地域資格制度です。この地域公共政策士の取組は、京都府内の大学・大学院、自治体、NPO、経済団体等の連携事業「地域公共人材大学連携事業」によって、平成23(2011)年度から本格的にスタートしました。将来的には自治体、NPO、民間企業等での採用活動における能力証明「社会的パスポート」として活用されることが期待されています。

「地域公共政策士」資格制度には、学部レベルで取得できる「初級地域公共政策士」と大学院修士レベルで取得できる「地域公共政策士」の2種類の資格があります。これらの資格を取得するためには、各資格に設けられている資格プログラムから定められたポイントを取得し、認定機関である「一般財団法人地域公共人材開発機構」へ資格付与の申請をする必要があります。

「地域公共政策士」の特長の一つが「アクティブ・ラーニング(AL)」の要素がプログラムに組み込まれている点です。地域活動の現場にチームで入り、地域の課題解決までのプロセスについて学修する課程が用意されています。地域公共政策士プログラムで地方創生が注目されている今、地域の諸課題に取り組み、チームビルディングの経験を有する地域公共政策士の活躍が期待されています。

地域公共政策士

※AL(アクティブ・ラーニング)とは、教員による一方的な講義形式の教育とは異なり学習者の能動的な学修への参加を取り入れた学習法です。

「初級地域公共政策士」資格教育プログラムについて

政策学部では、「初級地域公共政策士」資格取得にかかる3つのプログラムを開講しています。本プログラムを修了することで、「初級地域公共政策士」資格の取得が可能となります。詳しくは履修要項をご確認ください。

環境政策基礎能力プログラム

1. 目的:
環境問題について地球規模かつ地域規模の多面的な視角から学び、実際に展開されている多様なとりくみを検討し、課題解決を地球規模、地球環境で実践的に構想する力の基礎、また課題をめぐる社会内のコミュニケーションのメカニズムの基礎を学ぶ。
2. 対象:
政策学部2年次生以上、もしくはそれと同等以上の能力があると政策学部が認めるもの。

3. アウトカム(プログラム修了時に獲得することが期待される能力):

到達目標 知識
(knowledge)
技能
(skills)
職務遂行能力
(competence)
  • 地域社会に関する様々な課題に対応するために必要な知識・技能・実践方法を主体的に選択し実行することができる
  • グローバル化する世界と地域社会の関係に関する理解
  • 対象となる課題群の相互関係の把握と分析
  • 地域における複雑な課題群について、その解決に必要な要素の特定と解決のためのプログラムの提示及び運用
  • 対象となる業務の進行に必要な利害関係者間の調整と協働関係の構築
  • 地域社会における特定の計画やプロジェクト策定への主導
  • 課題の解決のために必要な社会的資源の調達

都市政策基礎能力プログラム

1. 目的:
都市、地域をめぐる、状況、特徴、枠組み、課題やとりくみをとらえる多面的な視覚や知識。政策を実践的に構想する能力の基礎を育て、また課題をめぐる社会内のコミュニケーションのメカニズムの基礎を学ぶ。
2. 対象:
政策学部2年次生以上、もしくはそれと同等以上の能力があると政策学部が認める者。

3. アウトカム(プログラム修了時に獲得することが期待される能力):

到達目標 知識
(knowledge)
技能
(skills)
職務遂行能力
(competence)
  • 地域社会に関する様々な課題に対応するために必要な知識・技能・実践方法を主体的に選択し実行することができる
  • グローバル化する世界と地域社会の関係に関する理解
  • 対象となる課題群の相互関係の把握と分析
  • 地域における複雑な課題群について、その解決に必要な要素の特定と解決のためのプログラムの提示及び運用
  • 対象となる業務の進行に必要な利害関係者間の調整と協働関係の構築
  • 地域社会における特定の計画やプロジェクト策定への主導
  • 課題の解決のために必要な社会的資源の調達

グローカル人材プログラム

1. 目的:
企業とのプロジェクトを実践する前提としての公共マインド、グローバルマインド、ビジネスマインドを養成する。このため、「地域公共」および「グローバルな課題」に関する視野を幅広く培うとともに、企業人との双方向のやりとりを重ねることで、企業の活動実態や抱えている課題、そしてその社会的意義についての学習者の理解を深める。
2. 対象:
政策学部2年次生以上、もしくはそれと同等以上の能力があると政策学部が認める者

3. アウトカム(プログラム修了時に獲得することが期待される能力):

到達目標 知識
(knowledge)
技能
(skills)
職務遂行能力
(competence)
  • 地域社会の改革や発展のための計画やプログラムの策定を、主体的に実行することができる
  • グローバル化する世界と地域社会の関係を理解している
  • 地域社会における様々な活動と、活動をになう主体との関係の実践的把握
  • 地域における複雑な課題群について、その解決に必要な要素の特定と解決のためのプログラムの提示及び適用ができる
  • 対象となる業務の進行に必要な利害関係者間の調整と協働関係の構築ができる
  • 業務の遂行における管理・運営への補助的な責任を分担することができる

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