- 教員氏名
- 榎並 ゆかり 実践型教育プランナー
- 専門分野
- アフリカ地域研究、国際移動論・移民政策、国際協力論
西アフリカ(主にセネガル)からアジア、欧米へ国際移動する人びとを対象に調査研究している。セネガル出身の交易商人が、アジア・欧米の交易都市でどのように定着しネットワークを拡大しているのか、どんな価値観(信仰)によって連帯しているのか、その連帯はどんな場で創りだされているのか、といったテーマについて、フィールド調査の結果から検討している。
もともと西アフリカ地域(セネガル)の農村開発と国際協力のあり方を研究していたが、アフリカ農村から中国へ移動する人びとに出会い、強く関心を持った。アフリカの農村に住んで参与観察すること、海外都市に移動した交易商人の出身地との関係・生き方を追うこと、といった研究方法はなかなか大変だが達成感も味わえる。さらに、全く自分と価値観の違う人びとの生き方・行動様式を知ることは、自分自身の考え方・人生を豊かにすると思う。
1996年、青年海外協力隊として初めてアフリカの地を踏み滞在したことが契機。ネットも携帯電話もデジカメもない時代、全く情報のない日常の中で「なぜ、この人たちはこう言うのか?」「この現象はいったい?」と深く思索したことが研究の原点。
「チーム政策」をモットーに、学生・教員・サポートスタッフ・教務課が一体となって前に進んでいこうとする連帯感。
伏見桃山界隈の春の景観。疎水の桜、酒蔵群、商店街のにぎわいなど。
深田久弥『日本百名山』、湊かなえ『山女日記』など。
「最強のふたり」(Intouchables)2011年。富豪と移民の相互理解を描いたフランス映画。
「テランガ」 遠方からの客を受入れて大切にもてなす、というセネガルの伝統文化を表す言葉。